この星の片隅で
画面に映る
キミの嘆きと一緒に
久しぶり
夜の雨音
春が来たね
ずっとそっと降る雪と
あぁ、一緒だったんだって
あぁ、いま気付いたよ
春が来たね
偽りの愛に対し
まだ、戦っている
あなたたちの偽りの愛に
まだ許せずに
まだ戦っている
それを愛だと
あなたは疑わず
それは愛だからだとあなたは言った。
愛は、愛は
愛とは
私はまだ戦っている。
空からの使者
18歳で産んだ娘が、21歳で娘を産んだ。
そう。
孫である(笑)
どうやら我が家には、少しユニークな天使がやって来るシステムになっているらしく
今回も1/500の使命を受けた天使がやってきた。(7年ぶり2回目w)
神様は、受け止められる家をちゃんと選んで天使を配属してるって、ホントなんだね。
我が家は戸惑うことも無く、天使の誕生を喜んだ。
娘は、天使がお腹に居るうちから先にどこかで会っていたらしく
ユニークな天使に驚くことも無く、ただ愛情を注いでいる。
淡々と。という印象。
我が子ながら凄い奴だと思う。
花
ある日、小さな種が小さな芽が出した。
小さな芽は枝になり葉を増やした。
葉は太陽の光を浴びたが、まだその数は少なかった。
それでもいつか大樹になる日を夢見て、光を浴びた。雨に濡れて風に吹かれた。
葉が少し増えると、枝は少し太くなった。
枝が少し太くなると、また少し葉が増えた。
時々、酷い嵐の日もあったが、何かに守られているかのように生き延びた。
そんな事を繰り返し繰り返し
どれだけ時間が過ぎたのだろう。
枝はしっかりとした幹となり、新しい枝をいくつも伸ばした。
枝には無数の葉っぱたち。
葉は太陽を浴び、雨を受け、生き生きと風になびいてはその体を揺らした。
ある日、気が付くと、白い大きな蕾ができていた。
初めて花をつけたのだ。
あの日、最初に芽を出した頃の葉はもう居ない。
とうの昔に枝から落ちて、新しい葉の栄養になってくれていた。
思い返せば、その繰り返しだった。
気の遠くなるような時が過ぎた。
ひっそりと地から芽を出したあの日の種は、地中深くにしっかりと根を張り
その幹は、人間が何人両手を広げてもまだ足りないほどに太く成長した。
いま初めて花が咲く。
白くて儚い、どこか強くて凛々しい不思議な花だ。
花はやがて咲き誇り、その香りは人々を魅了する。
花の頃を過ぎると、ひっそりと枯れ始め、やがて種を付けるだろう。
その戦いから手を引けばいい
戦う事が苦しいならば
上に下に行けばいい
そこにその戦いは、無い