幼い頃、婆ちゃんは毎日仏壇にごはんを備えていた。 ような気がしたけど よく思い出してみると カビが生えたごはんが何日も置いてあった。 今思えば、毎日ごはんを炊ける暮らしではなかった。 それでも数珠を手に毎日拝んでから 柄の取れた包丁で、私に朝粥…
いつの間にか虫が2匹、蝋に溺れていた。 ボクはそれをじっとじっと見つめた。 命って何だろう。 死って何だろう。 幼い頃から「死」が心を支配する時間が長かったように思う。 お調子者の裏側で 毎晩のように自分のお葬式を想像する子供だった。 今日、訃報…
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